でんじいとシロップの雨水

みなさんはもうクーラーをつけましたか?

私は今週はじめて教室のクーラーをつけました!

なるべくつけずに過ごしたいものですが、今週は暑すぎました。。

教室へ駆け込んでくる子どもたちのおでこにはじんわり汗が!

6月は恵みの雨でもうちょっと涼しくなってくれることを願います。


さて、先週のものがたりのつづきです。

窓の外に色のついた雨がふってきたことにおどろいたでんじいさん。

外に出て雨をなめてみると、甘くておいしい!!ここまでが先週の物語。

そこででんじいさんはこの雨をどうにかして集めようと思います。


<ここで3択クイズ!でんじいさんはこの雨をどうやって集めたでしょう?>

1 川から流れてきた雨水をくんだ

2 葉っぱにたまったしずくが落ちてくるところをためていった

3 カサをさかさまにして雨水をためた


答えは2番!やはり3番が大人気。前回の3択はみんなに正解されてしまったのでホッとひと安心。

物語にもどります。


雨水をためようと思ったのはでんじいさんだけじゃありません。

森の中に住むたくさんの生き物たちが空からキラキラおちてくるおいしい雨を集めようと思いました。いろいろな方法で。

そしてそれぞれがいろんな入れ物に雨水をためていくと。。ひとつずつちがう色の雨水がたまっていくのです!

それと同時に、その入れ物におもしろい柄が浮かび上がってきます。

雨水がたまり、柄が浮かび上がった入れ物はまるで不思議な果物のようでした。


つづく。


ペットボトルに好きな色の絵の具を入れて水を注ぎ、カラーマジックで模様を描きます。

水を注ぐ時はどんな色になるかドキドキ。中には本当に飲みたくなるような色水もありましたね。

この作品のつづきはまた7月に。作品展の時には教室へつづく階段に並べようと思っています。おたのしみに〜!


でんじいとシロップの雨つぶ

今週は新しい作品をつくりました。この作品はでんじいさんの物語とつながっています。


カタツムリのでんじいさんは木の根っこの小さな穴に住んでいましたが、暗くてはカサがつくれないので、でんじいさんの部屋にはひとつだけ小さくて四角い窓がありました。でんじいさんはその窓から木の葉の色づきや雪が降り積もるようすなど、四季の移ろいを感じていました。

ある日でんじいさんが待ち望んでいた雨が降ってきたのですが、あることにビックリ!


 なににビックリしたでしょう?ここでみんなに3択クイズを出しました。

 1 色のついた雨が降ってきた

 2 雨かと思ったら小人だった

 3 梅雨の季節なのに雪が降ってきた


 正解は1番。(みんなほとんど正解しちゃったので今度はもっと難しい3択を目指します。笑)


なんと色のついた雨が降ってきたのです!

あわててでんじいさんは外に出て、雨をちょろっとなめてみると。。あまくておいしい!これまたビックリ!


今日のお話はここまで。来週につづきます。

ということで今週は、白くて四角い布を窓に見立てて、そこにいろんな色の雨を降らしました。

(この作品は、作品展でこいのぼりを飾ったところにはためかせようと思っています。そのあとは縫い合わせて教室のカーテンに。)


最後にカサをもって集合写真を撮りました。

やっぱりきれいですね〜!世の中の人がみんなこんなカサをさしていたらな〜。なんて想像してしまいました。

でんじいのカサつむり屋さん 2

だんだん日差しが強くなってきましたね!

4月にミヤパゴスのちいさなお庭に植えた芝生も青々としてきました。


さてさて、今週は「でんじいのカサつむり屋さん」の2回目です。

先週のつづきからカサに花を描いていきます。

この作品は今週で完成なのでぬり残しがないように丁寧に仕上げていきました。

真正面から花をダイナミックに描いたり、小さいお花をいくつも描いたり、葉や茎をニョキニョキ描いたり、十人十色ですね!

今回使った「ビニカラ」という絵の具は、白赤黄緑青黒の6色しかないので、みんな少しずつ色を混ぜながら好みの色を探っていました。

来週はカサを持って記念写真を撮る予定です。


ちなみに8月下旬に行う作品展では、最後の写真のようにカサをベランダの柵の間から咲かせようと思っています。

ベランダからワーッとカサの花が並ぶと思うとワクワクです!


でんじいのカサつむり屋さん 1

5月からまた新しい作品のはじまりです!


「でんじいのカサつむり屋さん」

これはかたつむりのおじいさん、でんじいさんのお話。

梅雨の季節になると、あじさいの上で「カサつむり屋」というカサ屋さんをひらくのがでんじいさんの大切なお仕事。

でんじいさんのまわりに住んでいる昆虫たちはそのカサをとっても楽しみにしていて、毎年すぐに売り切れてしまいます。

でんじいさんのカサが大人気なのには理由がありました。

でんじいさんはカサづくりの最後の仕上げに、カサにお花のつぼみの絵を描くのです。

パンジー・アサガオ・チューリップ・すずらん・水仙・ブーゲンビリア。。。いろんな種類のお花のつぼみ。


アリのアリ子やカエルのピョン太、チョウチョのヒラリーなど、たくさんのお客さんが次々にやってきました。

「いらっしゃいませでんでん」

「カサをおひとつくださいな」

でんじいさんは、アリ子にタンポポのつぼみのカサを。ピョン太にはハスのつぼみのカサを。

ヒラリーにツツジのつぼみのカサを選んであげました。

それぞれのお客さんに合ったカサを選んであげるのもでんじいさんの大切なお仕事です。


ある日雨がふり、やっとカサを使える日がきた!とみんな一斉にカサをひろげました。

すると不思議な出来事が。。

カサに描いてある花のつぼみの絵が雨にぬれて、ゆっくりゆっくり開いていくのです。

でんじいさんのまわりは色とりどりのカサのお花がたくさん咲いて、それはそれは美しい花畑のようでした。


雨がやみ、雲のきれまからひかりがさしてきます。

すると満開の花も少しずつとじて、また元のつぼみの姿にもどるのでした。


おしまい



この物語を聞いてからカサづくりをはじめました。

たくさんのお花のカードからお気に入りの1枚を選びます。

使うのはビニールに描ける絵の具「ビニカラ」です。もちろん雨にぬれても落ちません。

お花の中心から花びらが広がっていくように一枚一枚描いていきます。

筆にお水がついていると垂れてくるので、しっかりお水を拭き取って描くのがコツです。

立体的なものに絵を描くのって難しいですが、みんな「カサに絵を描くなんてはじめて!」と楽しそうに取り組んでいました。

早く雨の日に使いたいね。