のぼるくんとコイコイ山の深空魚 4

深空魚の最終回です!

先週は胴体の部分を縫いましたが、今回は深空魚の口のところに籐のひごを丸くしたものを縫い付けました。

籐は力を入れすぎると折れてしまうので、絶妙な力加減が必要。

縫い付けた後はしっぽの方から手を入れてひっくり返します。ここまでずっと絵柄を内向きにして縫ってきたので、最後の最後にこいのぼりの形になって絵柄が見えた時は「うまれた〜!!」と喜びひとしおでしたね。

残った時間でそれぞれの曜日で作った手形の深空魚にクレパスで絵を描きたしました。


出来た深空魚は家に持って帰ってすぐ飾りたいだろうな〜と思うのですが今回はちょっとお借りして、

ミヤパゴスのベランダと階段のところにみんな仲良く泳がせてもらいました。

やっぱりこれだけたくさんの深空魚が並ぶと圧巻!

5月中旬まで泳いでますので、お近くを通られた時や宝塚線の電車に乗られた時は見上げてみて下さいね。


みなさま、よいGWを!

のぼるくんとコイコイ山の深空魚 3

「のぼるくんとコイコイ山の深空魚」の3回目

今週は深空魚が筒状になるように針と糸を使って縫い合わせていきました。

「これじゃせっかくの模様が見えなくなるよ・・・?」とみんな心配そうな表情。かわいいです。


材料に使ったタイベック紙は、普通の布よりもゴワゴワした素材で固いので、上手に力を入れながら手先を器用に動かさなければなりません。

低学年は針を刺す時のクッションに台所用のスポンジを使ったり、糸通しを高学年のお兄さんお姉さんに手伝ってもらいながら、みんながんばっていました!(玉結びは難しいので、糸にセロハンテープを巻いて代用しました。)

いつもに比べて比較的地味な作業なのでみんな退屈するかな?と少し不安でしたが、集中して取り組めていて、縫い終えた達成感を味わっていたようです。ある子は、「今までで一番楽しかった!」と言っていました。きっとステキなお母さんになれるね!


今回のお裁縫、ホッチキスやテープなどで代用することも出来るのですが、少し背伸びしてひと針ひと針がんばった分、より作品への愛着が湧きいたんじゃないかな?来週はいよいよ完成です!


のぼるくんとコイコイ山の深空魚 2

のぼるくんとコイコイ山の深空魚 2回目

まずしっぽを好きな形に切ります。

そのあと先週描いた模様の上に、絵の具で模様や背景を重ねていきます。

こいのぼりって遠くから見ると鮮やかな色彩がとっても美しいですよね。近くからみても色んな発見があったら面白いね、ということで細かい部分はクレパスで描いていきました。

出来上がった人は残った時間で、用意してあるプリントにこんなことを書いていきます。

1 自分の深空魚にのってどこを旅したいですか?

2 深空魚に名前をつけてあげよう!

3 深空魚と旅している様子を絵に描こう。

4 さあ、深空魚のものがたりの始まりです。ワクワクドキドキするようなお話を考えます。

  (物語を考えるのが難しい人は、みんなの深空魚が空に泳いでる様子を描きます。)


今日は作品をもうひとつ。

それぞれの曜日ごとの深空魚をつくりました。

ひとつの布にみんなの手形を順番に押していって鱗にしましたよ。

「幼稚園のときにしたことあるー!」

「こしょばい!」「気持ちいい〜!」とってもたのしい時間になりました。

のぼるくんとコイコイ山の深空魚 1

4月の作品は「のぼるくんとコイコイ山の深空魚」

 

物語

お父さんとコイコイ山に登ったのぼるくん。

コイコイ山の頂上でお弁当を食べたあと、登りきった疲れからかのぼるくんは眠ってしまいました。

 

ここはのぼるくんの夢の中。

お父さんは近くに生えていた長い長〜い竹と凧糸で、釣り竿のようなものを作り始めました。

完成した竹の釣り竿を、ビューン!と空高く伸ばします。クイクイッと引っかかったと思ったら、釣れたのはふわふわの雲。

その雲を釣り竿の先に少しつけて、また空高く空へビューーーン。今度はもっと空の高いところへ。

しばらく待っているとグイグイッと引っ張られました。その力に負けないようにグググググイッと引き寄せます。

 

竹の釣り竿の先についていたのは、雲をパクッとくわえたカラフルな鱗や不思議な模様のある魚。

「この魚はな。空の深〜いところに住む魚、深空魚って言うんやで。」とお父さん。

 

夕暮れ時には大漁のカラフルな深空魚が釣れました。

 

目が覚めると、のぼるくん家の畳の上。

なんや夢やったんかと思いながら庭に出てみると、のぼるくん家の上空にはあの深空魚がプカプカ気持ち良さそうに泳いでいたのでした。

 

ーおわりー

 

ということで、ミヤパゴスも5月の鯉のぼりの時期に合わせて、たくさんの深空魚を空にプカプカ泳がせようと思います!

1回目の今週は、物語を聞いたあと、タイベックス紙という水を弾く布を好きな形に切り、自分で選んだ3色の絵の具で不思議な模様を描いていきました。

子どもたちは靴下を勢いよくポーンと脱いで、大きく腕を動かしていましたよ。

大きいものに描くのってとってもワクワクしますね!