30人のぼん神さま 4

30人のぼん神さま いよいよ4回目の最終回は盆栽にのせる ”ぼん神さま” づくり

布や千代紙、レースや木の枝、それぞれぼん神様に使いたいこだわりの材料を持ってきて、アイスの木のスプーンに着物を着せるようにしてぼん神さまをつくりました。木の葉の上にのって浮かんでいるぼん神さまや、貝殻の中から飛び出てきたようなぼん神さま、天女のような羽衣をまとったぼん神さまなど、個性豊かなぼん神さまが完成!

つくったぼん神さまを盆栽の上にのせると、盆栽に命が吹き込まれたようですね。

30人のぼん神さま 3

30人のぼん神様の3回目です。

先週墨で描いた木の枝に、葉や花、実などをつけました。

細かい点々で表現したい時は綿棒でポツポツポツ、

松の葉のような動きをつけたい時は歯ブラシでシャッシャッシャッ、

豪快に色をのせたいときは指先に絵の具をぬってトントントン。

自分で考えた木のストーリーに合わせて、色と道具を選び表現しました。

来週はいよいよ最終回。ぼん神様をつくります!

30人のぼん神さま 2

『30人のぼん神さま』第2回目

割り箸を筆がわりにして、水で薄めた墨汁を色紙の上に。それぞれ思い思いの線を描いていきます。

割り箸を使うと、太い線や細い線、思いがけない面白い線が生まれますね。

大きい石の上に根がはっているように、石の上にも墨をのせる強者も!そのアイデアに脱帽。


木が描けたら、コケの代わりに人工芝マットを切ってボンドで貼ります。ハサミで芝マットを切るのがなかなか難しい!

難しいところは高学年のお姉さんやお兄さんにお手伝いしてもらって和気あいあい。


次はコケと鉢の間に土をのせます。本物の土とボンドを混ぜたものをはみ出さないようにそーっと。。

みんな白く濁った土を見て、きもちわるーいと言いながらも、これが一番楽しそうでした。

だんだん盆栽らしくなってきましたね!来週はいよいよ枝に花や葉、実をつけます。

30人のぼん神さま 1

3月の作品は『30人のぼん神さま』


目を閉じておはなしを聞きます。

むかしむかし、とってもめんどくさがりやのお殿様がいました。そのお殿様は、何をするにも「めんどくさいめんどくさい」ばかり。

「あ〜あ、寝るのもめんどくさい」とつぶやいたある日の晩、夢の中に小さな神様が出てきました。「ワシは盆栽にすむ神様、ぼんがみじゃ。そなたはいつもめんどくさいめんどくさいばかり。明日からはめんどくさいと言えないようにしてやろう。」 翌朝、いつものようにあの口癖を言おうとすると。。。「あ〜あ、歯を磨くのもめんぼんさい。あれ?」ぼん神さまの話は本当でした。

夢の中のことを必死に思い出したおとのさまは、あの盆栽が自分の部屋にある盆栽と同じだったこと気付き、あわてて盆栽に話しかけました。「めんぼんさいとしゃべれるようにしておくれぇ〜」すると、親指ほどのおじいさんが木の幹の裏からひょっこり顔を出し、「しゃべれるようになるには30個の盆栽をつくるのじゃ。その盆栽たちがすくすくと枝を伸ばし、枝から芽を出し、花を咲かせ、実をつけるまでせっせと世話をするのじゃ。30人のぼん神さまに許してもらうまではな。」こう言い残し、ぼん神様は消えてしまいました。

こうして30個の盆栽をつくることになっためんどくさがりやのお殿様。


わたしたちもお殿様のお手伝いをしてあげよう!とひとり一つの盆栽をつくることになったパゴスっ子。

みんな、「めんどくさがりやのお殿様のお手伝いをしたら、お殿様のためにならない!」と言いながらも、

『30人のぼん神さま』第1回目はまず、盆栽を植えるための壷をつくりました。