『30人のぼん神さま』第2回目
割り箸を筆がわりにして、水で薄めた墨汁を色紙の上に。それぞれ思い思いの線を描いていきます。
割り箸を使うと、太い線や細い線、思いがけない面白い線が生まれますね。
大きい石の上に根がはっているように、石の上にも墨をのせる強者も!そのアイデアに脱帽。
木が描けたら、コケの代わりに人工芝マットを切ってボンドで貼ります。ハサミで芝マットを切るのがなかなか難しい!
難しいところは高学年のお姉さんやお兄さんにお手伝いしてもらって和気あいあい。
次はコケと鉢の間に土をのせます。本物の土とボンドを混ぜたものをはみ出さないようにそーっと。。
みんな白く濁った土を見て、きもちわるーいと言いながらも、これが一番楽しそうでした。
だんだん盆栽らしくなってきましたね!来週はいよいよ枝に花や葉、実をつけます。
3月の作品は『30人のぼん神さま』
目を閉じておはなしを聞きます。
むかしむかし、とってもめんどくさがりやのお殿様がいました。そのお殿様は、何をするにも「めんどくさいめんどくさい」ばかり。
「あ〜あ、寝るのもめんどくさい」とつぶやいたある日の晩、夢の中に小さな神様が出てきました。「ワシは盆栽にすむ神様、ぼんがみじゃ。そなたはいつもめんどくさいめんどくさいばかり。明日からはめんどくさいと言えないようにしてやろう。」 翌朝、いつものようにあの口癖を言おうとすると。。。「あ〜あ、歯を磨くのもめんぼんさい。あれ?」ぼん神さまの話は本当でした。
夢の中のことを必死に思い出したおとのさまは、あの盆栽が自分の部屋にある盆栽と同じだったこと気付き、あわてて盆栽に話しかけました。「めんぼんさいとしゃべれるようにしておくれぇ〜」すると、親指ほどのおじいさんが木の幹の裏からひょっこり顔を出し、「しゃべれるようになるには30個の盆栽をつくるのじゃ。その盆栽たちがすくすくと枝を伸ばし、枝から芽を出し、花を咲かせ、実をつけるまでせっせと世話をするのじゃ。30人のぼん神さまに許してもらうまではな。」こう言い残し、ぼん神様は消えてしまいました。
こうして30個の盆栽をつくることになっためんどくさがりやのお殿様。
わたしたちもお殿様のお手伝いをしてあげよう!とひとり一つの盆栽をつくることになったパゴスっ子。
みんな、「めんどくさがりやのお殿様のお手伝いをしたら、お殿様のためにならない!」と言いながらも、
『30人のぼん神さま』第1回目はまず、盆栽を植えるための壷をつくりました。
連絡先 090−8821−3885
m a i l miyapagos@gmail.com
住 所 〒663-8035
兵庫県西宮市北口町9−13