かくざとう村のひみつ 2

お話はアリンコたちがそれぞれの家に帰って行ったところからです。

 

アリンコたちはそれぞれの家の前に着くと、なにかゴソゴソしています。

目をこらしてみて見ると、アリンコたちは背中に背負っていた小さな小さなリュックの中から、これまた小さな小さな白いものを取り出しました。

その小さな小さな白いものは、日の光に照らされてところどころがキラッと光っています。

それは角砂糖でした。

 

ここで3択クイズ!その角砂糖をアリンコたちは何に使ったでしょうか?

1 小さな角砂糖をこれまた小さく砕いてあったかい飲み物に入れた。

2 小さな角砂糖を家の壁にくっつけて穴のあいた壁を修理した。

3 小さな角砂糖を鍋に入れてグツグツ煮込み、シロップにした。

 

答えはお話の中に出てきますよ。

 

まず、アリンコは小さな角砂糖を半分に割り、鍋に入れます。

グツグツ煮込み、透明のシロップにしました。煙突からは甘い香りが漂います。

そのシロップをペンキの缶のような入れものにうつし、そのシロップ缶と筆、残りの角砂糖を持って外に出ました。

すると、筆にさっきのシロップをちょんちょんとつけて、それを家の壁にぬると、残りの角砂糖をピトッと壁にくっつけました。

どうやら壁の小さな穴を修理したようです。

アリンコは「これでよし!」とつぶやき、また家の中に入ります。

 

家の中に入ったアリンコはお湯を沸かし、コップに紅茶をポトポト注ぎました。

そして、トンカチとクギのようなもので家の中の壁をカリカリけずり、白いかけらをポトンとコップに入れてスプーンでくるくる。

揺れる椅子に腰掛けてひとくちゴクリ。そしてこうつぶやきました。

「フウ〜。。。今日の仕事もひとだんらく。マンドリルシェフはいつ気づくかのう。」

 

実はマンドリルシェフのレストランから角砂糖を少しずつ持ってきていたのです!

マンドリルシェフはアリンコが忍び込んできた時には、わざと床にお砂糖をこぼしていることはアリンコたちは知らないでしょうけどね。

つづく。。

 

かくざとう村のひみつ、第2回目は先週色をぬった石の屋根の部分に色をぬりました。

窓やドア、階段や壁につたう植物などはマジックで。

かくざとうハウスが出来上がった人から、かくざとう村の地図を描きました。

それぞれのかくざとうハウスに住むアリンコを登場させたり、お隣さんのかくざとうハウスも描いたりなんかして。

地図の上に石のかくざとうハウスを置くと、本当にそこにアリンコの世界が広がるようですね。

 

最後の一枚は、小さい石を使っておうちでおにぎりや車をつくってくれたパゴスっ子の一枚です(^^)