4月の作品は「のぼるくんとコイコイ山の深空魚」
物語
お父さんとコイコイ山に登ったのぼるくん。
コイコイ山の頂上でお弁当を食べたあと、登りきった疲れからかのぼるくんは眠ってしまいました。
ここはのぼるくんの夢の中。
お父さんは近くに生えていた長い長〜い竹と凧糸で、釣り竿のようなものを作り始めました。
完成した竹の釣り竿を、ビューン!と空高く伸ばします。クイクイッと引っかかったと思ったら、釣れたのはふわふわの雲。
その雲を釣り竿の先に少しつけて、また空高く空へビューーーン。今度はもっと空の高いところへ。
しばらく待っているとグイグイッと引っ張られました。その力に負けないようにグググググイッと引き寄せます。
竹の釣り竿の先についていたのは、雲をパクッとくわえたカラフルな鱗や不思議な模様のある魚。
「この魚はな。空の深〜いところに住む魚、深空魚って言うんやで。」とお父さん。
夕暮れ時には大漁のカラフルな深空魚が釣れました。
目が覚めると、のぼるくん家の畳の上。
なんや夢やったんかと思いながら庭に出てみると、のぼるくん家の上空にはあの深空魚がプカプカ気持ち良さそうに泳いでいたのでした。
ーおわりー
ということで、ミヤパゴスも5月の鯉のぼりの時期に合わせて、たくさんの深空魚を空にプカプカ泳がせようと思います!
1回目の今週は、物語を聞いたあと、タイベックス紙という水を弾く布を好きな形に切り、自分で選んだ3色の絵の具で不思議な模様を描いていきました。
子どもたちは靴下を勢いよくポーンと脱いで、大きく腕を動かしていましたよ。
大きいものに描くのってとってもワクワクしますね!